アドバンスト設定

ユーザー ID の設定

サーバー間コールバックを使用してリワード広告ユニットでユーザーにリワードを提供している場合、または Ad Quality ユーザージャーニーを使用する場合は、setUserID メソッドを使用して各ユーザーにユニークな識別子（ UserID ）を定義する必要があります。
userID 設定はユーザーデータのロスを防ぐため、init リクエストの前に行う必要があります。userID には、1 〜 64 文字のユニークな英数字を使用してください。

await IronSource.setUserId('UserID');

セグメントの定義

特定のオーディエンスに合わせて広告の配信方法を簡単にカスタマイズできるようになりました。ユーザーが属するセグメントに従って SDK が広告を配信できるように、ユーザーの詳細を ironSource のサーバーに通知する必要があります。

ironSource SDK は、ユーザーセグメントのアウトラインのために、サーバーにデータを伝達する三つの方法をサポートしています：

• デバイスのプロパティ：ironSource SDK は、位置情報、デバイスモデル、デバイスの製造元、アプリのバージョン、OS など、ユーザーのデバイスに関連する特定の標準パラメーターを自動的に収集します。したがって、このデータを手動で送信する必要はありません。
• ユーザープロパティ：年齢、性別、作成日などの包括的なユーザーデータ（サポートされている全てのセグメントプロパティのリストと以下の説明を参照）は、API で中継する必要があります。LevelPlay プラットフォームで定義したセグメントに基づいて SDK がさまざまなユーザーを分類できるよう、指示に従ってユーザーの詳細を送信してください。
• カスタムセグメント：ユーザーの詳細をそのままサーバーへ送信せずに、アプリ側で事前に定義された条件でカスタムセグメントを作成し、そのユーザーセグメントの広告設定を調整できます。

ユーザープロパティを渡す

LevelPlay プラットフォームでセグメントを定義したら、サーバーにユーザーの詳細を通知する必要があります。

import {
IronSourceSegment,
IronSource,
} from 'ironsource-mediation'

セグメントのベースとするための、サーバーに送信するプロパティを定義します。この情報は、次のいずれかの方法で送信できます：

1. ユーザーが属するセグメントが分かる場合は、セグメント名を入力します：
   

   segmentObject.segmentName = name;

   
   
2. ユーザーの詳細を送信します。ironSource SDK は、セグメントにユーザーを関連付けるために設定できる一連の標準ユーザープロパティをAPIで提供します。下にスクロールして、サポートユーザーセグメントのプロパティの表をご覧ください。
   

   const segment: IronSourceSegment = {
     age: ageParam, // Int
     gender: genderParam, // 'female' | 'male'
     level: levelParam, // Int
     isPaying: isPayingParam,
     userCreationDateInMillis: dateTimeParam, // Long
     iapTotal: iaptParam, // Double
     // Up to 5 custom parameters are allowed.
     customParameters: {
       customKey1: 'customValue1',
       customKey2: 'customValue2',
       customKey3: 'customValue3',
       customKey4: 'customValue4',
       customKey5: 'customValue5',
     },
   }
   // Set ironSource Segment
   IronSource.setSegment(segment);

   
   

サポートされているユーザーセグメントのプロパティ

カスタムパラメーター

ironSource SDK は、動画リワードとオファーウォールのカスタムパラメーターをサポートします。広告ユニットの初期化時にカスタムパラメータを渡し、ユーザーの完了イベント時にパラメータを受け取ることができます。

これで、LevelPlay メディエーションプラットフォーム上のすべてのメディエーションネットワークにカスタムパラメータを渡すことができます。

実装コード

動画リワード

await IronSource.setRewardedVideoServerParams({ key: param });
await IronSource.clearRewardedVideoServerParams();

オファーウォール

await IronSource.setOfferwallCustomParams({ key: param });

実装例

たとえば、Offerwall を使用したユーザーの IP を受け取りたい場合は、これを完了コールバックの追加パラメーターとして追加できます：

const owParams = { ip: "123.4.56.78"};
await IronSource.setOfferwallCustomParams(owParams);

次に、以下に例示するように、対応するコールバックを受け取ります：

ウォーターフォールコンフィギュレーションを使用した価格制限（ beta ）

ウォーターフォールコンフィギュレーションは、ウォーターフォールの上限価格と下限価格の制限を動的に設定する事ができる API です。これを使用して設定された制限は、ユーザーごとに返されるウォーターフォールに対して動的に作用し、ロード時間やレイテンシーを短縮する事ができます。

制限設定には以下のパラメータが含まれ、これらを任意に組み合わせることもできます：

ウォーターフォールコンフィギュレーションを作成する

WaterfallConfiguration クラスは、ウォーターフォールをカスタマイズまたはフィルタリングするための構成オブジェクトを表します。ウォーターフォールコンフィギュレーションを作成するには、以下の様に実装します：

IronSource.setWaterfallConfiguration(priceCeiling, priceFloor, adUnit)

ウォーターフォールコンフィギュレーションをリセットする

セッション中にウォーターフォールコンフィギュレーションを変更することができます。特定の広告ユニットの設定をリセットするには、WaterfallConfiguration の empty 関数を使用します：

IronSource.clearWaterfallConfiguration(adUnit)

ironSource SDK エラーコード

ironSource は、SDK実装の失敗の説明を提供するエラーフィードバックメカニズムを提供します。何か問題が発生した場合、または実装の一部が正しく完了しなかった場合に、これらのエラーが発生します。

ironSource Error オブジェクトには、error code と message が含まれています。以下これらはすべて、考えられるエラーとその機能に基づくメッセージです：