Unity エディターでモック広告をプレビューする

概要

Preview Mock Ads 機能を Unity Editor で利用することで、バナー、インタースティシャル、リワード広告をエディター内で直接シミュレートできます。これにより、広告の配置や挙動を確認するためだけにアプリをビルド・デプロイする必要がありません。開発初期の段階で広告の実装をテスト・デバッグできるため、ユーザーの広告体験を向上するため改善していくことができます。

注意: モック広告はエディタの Play モードでのみ動作し、ネットワーク遅延・失敗・リワードロジックはシミュレートされません。開発初期の広告フローやレイアウト検証に利用し、リリース前には必ずテストデバイス上で実際の広告でも動作確認してください。

各広告タイプのモック広告

以下は、Unity Editor で各広告タイプ(特にリワード広告、インタースティシャル広告、バナー広告)のモック広告がどのように見えるかのプレビュー例です:

モック広告を使うメリット:

パブリッシャーにとって、開発時にモック広告を使用すると以下のようなメリットがあります:

  • アプリ内の意図した配置で広告イベントが正しく発火するか、広告実装のフローを検証する
  • 実際にユーザーがアプリ UI 上で広告をどのように見るか、各広告フォーマットのレイアウト・配置をプレビューする
  • 初期開発段階で広告の初期化、ロード、表示、その他すべてのコールバックをテストする

利用モード

Unity Editor でモック広告をプレビューする方法は2つあります:

  • コード内で LevelPlay API を使う – 広告フローや挙動のテストに最適
  • ドラッグ&ドロップでプレハブを利用 – 広告レイアウトや配置のプレビューを素早く行う方法

コードで LevelPlay API を使う

この方法では、本番と同じ API 呼び出しでエディタ内に実広告の挙動をシミュレートできます。リワード・インタースティシャル・バナー広告のロジックやコールバック、実装フローのテストに最適です。

LevelPlay API を使ってモック広告をプレビューするには、通常の広告フローを実装する前に SDK を初期化して API を呼び出す必要があります。

コード例

LevelPlay.OnInitSuccess += SdkInitializationCompletedEvent;

LevelPlay.OnInitFailed += SdkInitializationFailedEvent;

LevelPlay.Init("editor");

bannerAd = new LevelPlayBannerAd("editor_banner");

bannerAd.OnAdLoaded += BannerOnAdLoadedEvent;

bannerAd.OnAdLoadFailed += BannerOnAdLoadFailedEvent;

bannerAd.OnAdDisplayed += BannerOnAdDisplayedEvent;

bannerAd.OnAdDisplayFailed += BannerOnAdDisplayFailedEvent;

bannerAd.OnAdClicked += BannerOnAdClickedEvent;

bannerAd.OnAdCollapsed += BannerOnAdCollapsedEvent;

bannerAd.OnAdLeftApplication += BannerOnAdLeftApplicationEvent;

bannerAd.OnAdExpanded += BannerOnAdExpandedEvent;

LevelPlay SDK の初期化が成功し、モック広告がロードされ、Show が呼ばれると、Play モード中にそれらが表示されます。Unity は広告イベントやコールバックをシミュレートします。

ドラッグ&ドロップでプレハブを使う

この方法はコードを書くことなく視覚的なテストを行いたい場合に便利です。UI 内での広告サイズや位置を素早く確認したいときに最適です。

注意: プレハブは見た目のプレビュー専用です。コールバックやログイベント、インタラクションのシミュレーションは行われません。レイアウト確認用途としてご利用ください。

あらかじめ用意された広告プレハブをシーンに配置してモック広告をプレビューするには、以下の手順に従ってください:

  1. Unityプロジェクトで SDK フォルダに移動します。
  2. Runtime > Platforms > Editor > Resources > Prefabs に進みます。
  3. 広告タイプに応じて以下のいずれかのプレハブを選択します:
    1. MockBanner.prefab
    2. MockInterstitial.prefab
    3. MockRewarded.prefab
  4. 該当するプレハブを Scene にドラッグ&ドロップします。広告モックが Game ビューに表示され、配置やサイズをプレビューできます。
  5. Play モードに入ることで Game ビューで広告レイアウトを確認できます。